宮古湾を望む
潮風香るすし
宮古湾を眼前に望む鍬ヶ崎で昭和56年(1981)に開店。「魚市場から一番近いすし屋」として長らく暖簾を守ってきたのが寿司魚正だ。2011年の東日本大震災では立地が災いし大きな被害を受けたが、4ヶ月後には同じ鍬ヶ崎の地でいち早く復興。港町宮古の「食文化」を守る姿勢で市民に大きな勇気を届けた。確かな技で握られるすしの味はもちろん、町を愛し元気付けようとする心意気までが魚正というすし屋なのだ。
宮古湾を眼前に望む鍬ヶ崎で昭和56年(1981)に開店。「魚市場から一番近いすし屋」として長らく暖簾を守ってきたのが寿司魚正だ。2011年の東日本大震災では立地が災いし大きな被害を受けたが、4ヶ月後には同じ鍬ヶ崎の地でいち早く復興。港町宮古の「食文化」を守る姿勢で市民に大きな勇気を届けた。確かな技で握られるすしの味はもちろん、町を愛し元気付けようとする心意気までが魚正というすし屋なのだ。
魚正の親方の大友正仁さんは現在72歳(昭和27年生まれ)。東京で5年の修行を経て宮古に帰郷。修行の仕上げにと宮古の名店「よし寿司」の佐々木良男親方の下で研鑽を積んだ。そして、32歳で魚正を開店。宮古の江戸前ずしを磨くべく、心を込めて握り続けてきた。大友親方のこだわりは今も昔も宮古で獲れる天然の魚。三陸の四季の移ろい伝える鮮やかなすしで、暖簾をくぐってきた人を迎える。
格式の高さと気取りのなさ。寿司魚正の塩梅の良さは、親方の大友さんの人柄からも滲み出る。無口な職人風情でありながらも、実はおしゃべりでユーモアにあふれる。何よりツケ場に立って握る姿が圧巻だ。視線を落とし、肩の力を抜いて次々とすしを握るその姿は鼻歌でも歌うように軽やかだ。そして今では二代目が親方の隣ですしを握る。日本料理を学んできただけあって二代目の腕も確か。揚げ物に焼き物にと、多彩な一品料理で客を喜ばせている。
丁寧な仕事が一貫一貫の美しさから見て取れる。
イクラの軍艦巻きを海苔の香ばしさとともに味わう。
赤貝、カニ、数の子、タコを使った贅沢な酢の物。
店名 | 寿司 魚正 |
電話 | 0193-62-7885 |
住所 | 宮古市鍬ヶ崎上町6-26 |
営業時間 | 昼 11:00-14:00 夜 16:00-21:00 |
定休日 | 月曜日 |
平均予算 | 昼 2,000円〜 夜 7,000円〜 |
席数 | 38席 (カウンター6席、テーブル3卓12席、 座敷20席) |
駐車場 | 有(6台) |
ランチ時は満席になることもございますので、ご予約をお勧めいたします。